これを読んで下さっている皆さんは、歌が好きな方だと思うので、
一度は 歌手になりたいと、憧れたことが あるのかもしれない と想像しています。
あるいは本当に 歌手になられた方も いるかもしれません。
私が 憧れていたのは、
曲がヒットして、テレビに出て、キャーと言われるような歌手の事でした。
ある日、一通の封書が届きました。
新入社員の時にお世話になった、上司からでした。
元上司とは、もう長年、年賀状だけの お付き合いになっていました。
その封書には、
「定年退職して、80歳になり、40年間の在職中で、
一番 思い出深かった、かつての同僚たちと、また会いたい」と言う、
丁寧なお手紙と、パーティーの招待状が入っていました。
「冥途の土産に、あなたの歌が、もう一度聞きたい」と書いてありました。
私は、元上司のために 昭和30年代くらいの懐メロと、
元同僚のために、当時 流行っていた曲など、20曲ほど用意して、
当日は、その中から、
♪あなたに ありがとう
心からそう告げたい♪ という歌いだしの、
「始まりの詩 あなたへ」という曲と、その他に数曲を歌いました。
大変喜んでくださって、それからは、コロナ禍前まで、毎年の恒例行事となりました。
私は、歌手になりたかった気持ちが、これで満たされました。
そこで、私は、気がつきました。
本当は、歌手になりたかったわけじゃ なかったんだな。
今はね、シャルマントの歌を聴きたい!と思ってくださる方のために!!
そんなことを想いながら、歌っていマス。😊
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