幸田文の「木」を、読みました。
幸田文は、幸田露伴の次女です。
一本、一本、木々に感じる想いを、豊かな表現と言ってしまうのは失礼なほど、
卓越した技から技のような文章、と言っていいのかもわからないですが、
そうかといって、難しくなく、いつの間にか、引き込まれ 納得してしまう本でした。
すごい、こんな方がいたのを知らなかったし、
もっと、有名でも良いのではないか とさえ、思ってしまった。
動かないと思っていた木だけれど、毎年、年輪を増やし、枝を伸ばしている。
木は、木の時間で、動いているのだな。
木は、種類によっては 何千年という、人よりもはるかに長い命を生きぬいて、
想像を超える たくさんの苦難を経験してきた。
そこに、同じ、生きるものとして、尊敬したくなる。
この本に出合って、木に対する気持ちが、一つ、深くなった気がします。
シャルマントでは、「ここから始まる」という曲に、取り組んでいます。
♪木は見ているだろうか♪ という歌詞が出てきます。
幸田文の「木」を読んだ後は、この歌詞に重みを感じ、
曲に対する気持ちも、変わりました。😊
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