シャルマントでは、練習曲の前に、早口言葉をやります。
早口言葉のプリントから一人一つずつ選んで発声した後、
最後は「寿限無」をやる、と決まっています。
落語「寿限無」に出てくる、あの長ーい名前のところです。
おそらく、落語「寿限無」は、最も有名な噺だと思いますが、
噺家さんが演ったのを観たのは、私はまだ一回だけです。
実際は、あまり演じられない噺なのかもしれません。
東京に四つある落語団体の中で、
一番歴史のある落語協会が、今年100周年を迎えました。
毎年、ファン感謝デーが湯島天神で行われます。
私は、100周年の記念に初めて行ってみました。
コロナ禍は、噺家さんたちも、苦労を強いられていました。
I亭S治さんは、
「自慢じゃーないが、今、あたしの収入は胸を張って0円です!」
と言ってました。
そんな中でも、S治さんは、噺家さんたちに声をかけ、
寄席の余興でやる大喜利をweb上でやって、
ファンといっしょに言葉遊びをして楽しませてくれていました。
実は、噺家さんとは、わりと気軽に連絡を取ることができるのです。
私も芸名を付けて参加しました。
最初は決まり事を守るだけで精一杯でしたが、
たまーに、選に抜かれたりするようになると、嬉しいものでした。
そんな事もあり、ファンとしても感謝の気持ちで、
今年は特に思い入れがあるのです。
湯島天神では、人気の芸人さんには、すぐ、サインを求めて
ファンの長い列ができてしまいますが、
私は、サインを集める趣味はないので、
ただ、まじかで、うっとりと眺めていました。
その時、一回だけ聴いた「寿限無」を演じた噺家さんが近くを通りました。
入門して一年程の前座さんの時に観たのですが、
去年、昇進して二つ目になられ芸名も改めていました。
握手をしていただいて、お話もできました。
たくさんの芸人さんに会えて、本当に楽しい一日でした。
私も、感謝の気持ちを形にしたいけれど‥‥
何もできませんので、今日は、誠に勝手ながら、
『ブログ感謝デー』にさせていただきます。
いつも、お読みいただきまして、ありがとうございます。
今後とも よろしくお願い申し上げます。😊