2024年9月27日金曜日

勝手ながら 本日 感謝デー

シャルマントでは、練習曲の前に、早口言葉をやります。

早口言葉のプリントから一人一つずつ選んで発声した後、

最後は「寿限無」をやる、と決まっています。

落語「寿限無」に出てくる、あの長ーい名前のところです。


おそらく、落語「寿限無」は、最も有名な噺だと思いますが、

噺家さんが演ったのを観たのは、私はまだ一回だけです。

実際は、あまり演じられない噺なのかもしれません。


東京に四つある落語団体の中で、

一番歴史のある落語協会が、今年100周年を迎えました。

毎年、ファン感謝デーが湯島天神で行われます。

私は、100周年の記念に初めて行ってみました。


コロナ禍は、噺家さんたちも、苦労を強いられていました。

I亭S治さんは、

「自慢じゃーないが、今、あたしの収入は胸を張って0円です!」

と言ってました。

そんな中でも、S治さんは、噺家さんたちに声をかけ、

寄席の余興でやる大喜利をweb上でやって、

ファンといっしょに言葉遊びをして楽しませてくれていました。

実は、噺家さんとは、わりと気軽に連絡を取ることができるのです。


私も芸名を付けて参加しました。

最初は決まり事を守るだけで精一杯でしたが、

たまーに、選に抜かれたりするようになると、嬉しいものでした。

そんな事もあり、ファンとしても感謝の気持ちで、

今年は特に思い入れがあるのです。


湯島天神では、人気の芸人さんには、すぐ、サインを求めて

ファンの長い列ができてしまいますが、

私は、サインを集める趣味はないので、

ただ、まじかで、うっとりと眺めていました。


その時、一回だけ聴いた「寿限無」を演じた噺家さんが近くを通りました。

入門して一年程の前座さんの時に観たのですが、

去年、昇進して二つ目になられ芸名も改めていました。

握手をしていただいて、お話もできました。

たくさんの芸人さんに会えて、本当に楽しい一日でした。


私も、感謝の気持ちを形にしたいけれど‥‥

何もできませんので、今日は、誠に勝手ながら、

『ブログ感謝デーにさせていただきます。

いつも、お読みいただきまして、ありがとうございます。

今後とも よろしくお願い申し上げます。😊

2024年9月8日日曜日

謎の手紙

これを読んで下さっている皆さんは、歌が好きな方だと思うので、
一度は 歌手になりたいと、憧れたことが あるのかもしれない と想像しています。
あるいは本当に 歌手になられた方も いるかもしれません。

私が 憧れていたのは、
曲がヒットして、テレビに出て、キャーと言われるような歌手の事でした。

ある日、一通の封書が届きました。
新入社員の時にお世話になった、上司からでした。
元上司とは、もう長年、年賀状だけの お付き合いになっていました。

その封書には、
「定年退職して、80歳になり、40年間の在職中で、
一番 思い出深かった、かつての同僚たちと、また会いたい」と言う、
丁寧なお手紙と、パーティーの招待状が入っていました。
「冥途の土産に、あなたの歌が、もう一度聞きたい」と書いてありました。

私は、元上司のために 昭和30年代くらいの懐メロと、
元同僚のために、当時 流行っていた曲など、20曲ほど用意して、
当日は、その中から、
♪あなたに ありがとう 
心からそう告げたい♪ という歌いだしの、
「始まりの詩 あなたへ」という曲と、その他に数曲を歌いました。
大変喜んでくださって、それからは、コロナ禍前まで、毎年の恒例行事となりました。

私は、歌手になりたかった気持ちが、これで満たされました。
そこで、私は、気がつきました。
本当は、歌手になりたかったわけじゃ なかったんだな。

今はね、シャルマントの歌を聴きたい!と思ってくださる方のために!!
そんなことを想いながら、歌っていマス。😊

2024年9月3日火曜日

木は見ているだろうか


幸田文の「木」を、読みました。

幸田文は、幸田露伴の次女です。

一本、一本、木々に感じる想いを、豊かな表現と言ってしまうのは失礼なほど、
卓越した技から技のような文章、と言っていいのかもわからないですが、
そうかといって、難しくなく、いつの間にか、引き込まれ 納得してしまう本でした。

すごい、こんな方がいたのを知らなかったし、
もっと、有名でも良いのではないか とさえ、思ってしまった。

動かないと思っていた木だけれど、毎年、年輪を増やし、枝を伸ばしている。

木は、木の時間で、動いているのだな。

木は、種類によっては 何千年という、人よりもはるかに長い命を生きぬいて、
想像を超える たくさんの苦難を経験してきた。

そこに、同じ、生きるものとして、尊敬したくなる。

この本に出合って、木に対する気持ちが、一つ、深くなった気がします。

シャルマントでは、「ここから始まる」という曲に、取り組んでいます。
♪木は見ているだろうか♪ という歌詞が出てきます。

幸田文の「木」を読んだ後は、この歌詞に重みを感じ、
曲に対する気持ちも、変わりました。😊





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